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▼この「天声人語」の筆者は50~60代ぐらいだろうか。コラムを書いているので、言葉と共に生きて来た方だろう。その筆者が若者言葉に驚きながらも、時間と人、縦軸と横軸を織り交ぜながら、現代の若者たちに温かな視線を送る。▼文中の芥川龍之介が大正時代に書き残したこと―もともと「とても」は否定形とセットで使われるはずが、最近では「非常に」「大変」と、その後に来る言葉を強調する意味でも使われている―まさにその用法は大正時代頃から出回り始めたようで、今もなお生き続けている。▼「言葉は生き物であ
Niceの意味は、どなたでもご存知ですね。ステキな、良い、親切な、上品な、おいしい、立派な、洗練された、などなど、文脈によってさまざまな意味があります。しかし、共通しているのは、肯定的な意味だ、ということです。この他に、niceにandがついて、その後に形容詞や副詞が来ると、また、違った役割をするのです。例えば、Itisniceandwarmtoday.(今日はとても暖かいわ。)または、Thisrecipeisniceandeasy.(このレシピはとて
日本語というのは大和言葉と称されるものも含めて「漢字を素材として、日本人自身がつくった言語」です。今回は【くそ・くそたれ】の語源を紹介します。クソという接尾語の付く言葉があります。例えば、ヘタクソ、ヤケクソ、クソマジメ、ボロクソなどがあります。また、クソ度胸。クソ面白くもない、などとも使われます。これらの言葉におけるクソは、排泄物の糞(くそ)ではないようであり、必ずしも付ける必要はないと思われることから、本体語を強調するための言葉ではないかと思われます。一音節読みで