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智side『もうちょっとこっち向いて…』『あぁ…いいねぇ…』『そのまま動かないで』久しぶりの休日釣りにでも行こうとも思ったけど海は波が高いみたいだし…何より潤とこうして休みが合うのも珍しく出かけないと知ると『読みたい本があるから…』そう言って部屋着のまま二人でだらだらとお昼まで過ごしていた潤は本を読みおいらはテレビを何となく見て『昼…何食べたい?』『んあ?…ん…なんでも…』キリが良かったのか潤が話しかけてきた頃丁度お
翔side挨拶を交わしていると直ぐに二人が顔を出した「おはよっ」それを嬉しそうに迎えるじゅん「あっち…」意識をしたわけでも無いが後ろを向いて汗で重たくなったシャツを脱ぐと「あっ」「ん?」「しょうくん…」「え?」じゅんの視線を追ってそこにいた全員の視線が俺の背中に向いていたなんだろう?と鏡に近づき視線を集めた背中を見ると赤い線が二本…「ごめんなさい…それ…ぼくだよね?」と鏡越し心配そうに眉を下げたいやいや…じゅん?それじ
潤sideそれからの日々毎日が新しいはずなのに懐かしい…だなんて思ったりすることも少なくなかったそれには理由をつけまたか…とやり過ごして…夢を見るようになった輪郭もない朧気な夢だったけど『ふぇ…』幼げに泣いてる俺を誰かの大きな手が髪を撫でてくれる夢だったり『だいすきっ』夢の中でも告白してる夢だったり霞む先に翔くんがいるってなぜだかそう思えただって…好きと伝える相手は翔くんしかいないから「ふふっ翔くんの事…どんだけ好きなんだよ
腐腐苦手な方は回避願います。なかなか入らず。今更ですが。百戸かしくカードキーを差込みドアを開けるなり広がる部屋の真ん中にある、大きな、ベッド、に押し倒し、シーツの、波に、堕、/ちた、身体、を波の渦に、括、り付ける。馬乗りになって、押さえつけたまま、纏っていた服を、乱/暴、に脱ぎ捨てると、ベルトを外し、ナカで高まりつつある、モノ、の為にチャックを、下げて、緩めた。何か言葉を発する隙なんて与えない。どうせ俺に言う事なんて決まってるんだ。開かれた唇を有無を言わさずに荒々
翔side「「ただいま…」」そう声を揃えて帰ってくるのは随分と久しぶりな気がする「しょうくん…手洗って?うがいして?」「はいはい…」脱ぎ捨てたコートを当たり前に拾うと寝室に消えていくいい奥さんだよ…ほんと体調管理も完璧でここ数年潤に合わせた食事で身体もずいぶん軽くなっている部屋着に着替え入れ替わって潤もうがいを終わらせると二人の時間が始まった「しょうくん…今日はいいよね?夜に甘いの食べても」「いいんじゃね?たまには」「じゃあ…どうぞ召
翔side「しょうくん…」「ん?」その指の動きが止まると胸元に顔を埋めた「さっきしょうくんかっこよすぎて…ぼくの心臓ドキドキし過ぎで破裂しちゃうかと思った」くぐもった声だけどここは静かだからはっきりと聞こえる甘える声「ふははっそれは困るな」「ほんとだよ?嬉しかった…あっ嬉しいっていうか…うぅ…なんて言えばいいんだろ?」もう遅い時間なのにぱっちりとしたくりくりっと大きな瞳が俺を見上げた「それなのに…泣いてごめんなさい」「謝るなって」
翔side「はぁ楽しかったぁ」お互いの手の温もりを残したまま車に乗り込む頃には辺りは完全に真っ暗でどこからが海なのかここからだと見えなくて俺達が連れてきた潮の香りと遠くで聞こえる波の音がはしゃいで駆けた浜辺がすぐそこにあると教えてくれている「寒くないか?」「うん大丈夫っ」くしゅん…くしゃみをした後へへっって笑っているじゅんに「あぁほら…これ掛けてすぐ温まるから」後部座席に投げ出していたブランケットを渡しエアコンを強めた
翔sideゆっくりと…今日がこのまま終わらなければいいのに…なんて思いながら歩いていると「あ…」「おっじゅん」一人の男が笑顔でこっちに近づいてくる…誰?「どうしたの?」「どうしたのって…仕事だよ仕事」知らない誰かとこんなに親しそうに話してるじゅんを見るのは初めてだ「むふふっそうだよね…お疲れさま」「おぉ」白いワイシャツと少し緩めたネクタイ綺麗な顔立ちのその男は柔らかい笑顔を浮かべじゅんもこの人を慕っているんだと分
翔side少しだけ残っていた温もりのあるベットに寝転び二人肩まで毛布にくるまると眠る前絵本を読んでもらう子供みたいなきらきらとした純粋な瞳と向き合った「どこから話そうか?」「ん…と…あの写真…は?」「あぁあの写真はな?潤とこの部屋で暮らし始めた日に撮ったんだ」「そうなんだぁ…」「そう…良い顔してるだろ二人とも」「うふふ…うんっ」それから二人で共有してきた思い出の一片を思い出しながら話し始めた言葉にするとうっすらとした記憶が鮮明に
なかなか入らず。今更ですが。※会話文のみ。「じゅんのばかっ!!」「……ごめん…。」「だいたい、サカりすぎなんだよっ!エロじゅんっ!!」「……まー……。」「そんなだから、おれにいつまでもコドモあつかいされんでしょ?」「まー…、子供はあんな事しないよ?」「う…っ///、うるさいっ!じゃ、すんなっ!じゅんはこどもだからしちゃだめっ///!」「…感じてたくせに……。」「う、うるさいうるさいうるさいうるさいっっ///。」「まー、大好き。ふふっ。」「はっ?な、なに、いきなり
翔side透明な雫が一つ…二つ…と流れそれを追うようにまた一つ零れ消えていく「泣きそうじゃなくてもう泣いてんじゃん…」「だって…だって…しあわせだと思ったら出てくるんだもん」「この涙もちゃんと覚えておくから」目尻を伝う冷たい液体を吸いとってそこに唇を当てたまま囁くと震えているのが伝わってくる「うぅ…ふぇ…っ」幸せだと…泣きじゃくるじゅんに今また伝えたくなった「愛してるよ…」「っ…ぼくも…あい…してる」「…うん」じゅんのあいして
潤sideしょうくんが相葉先輩と同じ話をしているだなんて想像もしていなかった頃俺はにのの部屋でにのが最近手に入れたゲームをしていた「おっし」「あ…にのずるい」「ふふっずるくないですよ」「んっもぉ」映画も好き本を読むのも好きでもゲームも好きだったりする「ね…じゅんくん」「ん?あっ…おっと…」「翔さんとどう?大切にしてもらってる?」慣れないキャラクターの動きに夢中になってコントローラーを動かしている俺とは正反対ににのはそう言いなが
潤side「じゅんちゃんっ」翔くんが連絡をしてくれるとその日の夜にみんなが集まってくれた「ふふっ『じゅんちゃん』って…」一番早く着いた相葉くんがリビングに入るなりタックルされる勢いで抱きつき「ほんと良かったぁうん良かった…」ぐすぐすと鼻をすすりながら泣き始めてしまった「ごめんね…心配かけて」「んんっぜんぜんっ」背中をぽんぽんとあやすと離れ涙が残る瞳が真っすぐ俺を捉えた「おかえり…じゅんちゃん」「…ただいま…」ただいま…って変
おはよう!「あっ、櫻井先生おはようございます。」なんかみんな騒いでるけど何かあった?朝から、病院内がなんだか騒がしいから、聞いてみると、『すごいイケメンが院長室に行った』という。あっ、もしかしてこの間婦長が言っていた俺の〝強力なライバル〟ってヤツの事か?誰だか知ってる?聞いてみると、『あまり知らないのですけど、』と前置きしながら、『今度心療内科に来る先生で、年齢は30歳。風光大学医学部卒、独身でイケメンの先生だって言う噂ですよ』それだけ知っていて、〝あ
翔side重く感じる瞼を開けると直ぐにじゅんの穏やかな寝顔が目にとまる「おはよ…」ひとつだけ合せるだけのキスを送りそれでも目を覚ますことなく規則正しい寝息が漏れ聞こえる「起きねえし…たくっ可愛い顔して…」まぁ…遅くまで話をしてたし仕方ないか…ずっと見てられると見つめていても髪を撫でても起きないし…それなら先に起きて部屋を暖めておこうそう思い寝室を後にした「うぅ…さむ…」エアコンを入れコーヒーメーカーに二人分セットして部屋
翔side腕の中でじゅんか身じろぎ力を弱めると涙に濡れたままの瞳を見せた「あぁも…こんなに泣いて…」目尻に残っている涙を指で掬うと「しょうくんも…でしょ?」同じように目元を指でなぞりそして二人目を合わせて笑い合った「ほんとに…強くなったな…じゅん」「えへへっ…しょうくんからいっぱい教えてもらったから…」屈託なない笑顔で「しょうくんと出会えて…良かった…」そんな事言われたら止まったはずの涙が溢れてしまうだけど俺もちゃん
翔side話す決意はついたのに最初の一言が出てこないだから「怖くない?」なんて聞いてみたりして…「…怖くないって言ったら…嘘だけど…でもだいじょうぶ…」そう言うと身体を寄せまた胸元で丸くなった「…じゅん?俺の目を見て」ゆっくりと時間をかけ顔を上げる「しょうく…」「ちょっと体起こせるか?」「ん…」後ろから腕の中に包み込むと甘えるように首筋に顔を寄せた寒くないようにと毛布を引き寄せ2人を包み込むと暖かくて柔らかい甘い香りで満たされた狭い世界に
翔side足元で丸まっていた毛布を掛けベットから降りても寝室のドアを開けて振り返ってもじゅんが動く事はない妖艶とは無縁の無垢な寝顔を残して脱衣室に向かった自身の身体に残るじゅんの匂いも感覚もそのままにしておきたいタオルを温めすぐにじゅんの元へと戻り白い肌…腹に残る証を拭き取ったあとひとつの毛布の中で身体をくっつけながらその寝顔を眺めていた「…しょうくん…」「ん?わりぃ…起こしちゃったな?」見つめ過ぎたか?抱き締める力が強かったか?俺
翔sideそれはあまりにも突然だった「ねっ…しょうくん」家に帰ると洗濯物を取り出し荷解きをしていた時だった「ん?どうした?」「お願いがあるの」「お願い?」そう言うと同じように床に座り「うん…これ…」そう差し出されたのはどこにでも売っているノートで「あっまだ開いちゃダメ」それを受取りページを捲ろうとすると白い手がそれを遮った「あのねもし…ぼくの記憶が戻ったら…このノートみせて欲しいの」「じゅん…」記憶…?
翔side辿り着いたのは町はずれの小さな教会だった「迎えに行った時言った言葉覚えてるか?」「…覚えて…る…でも…え?」小さなドアを三回ノックすると中からフワァ~ンと気持のいい音が聞こえた「じゅん手ここな?」「えっあ…いや…待って…な…」無理やり手を組んでドアを開けると二宮くんが小さなパイプオルガンを弾いていて「かず…?え?なんでここに?てか先生も…」真正面には大野先生がにこやかに立って雅紀が参列席で涙目でこっちを見ていた「あっ…相
潤side本当はここにいてはいけないと思っているのに…堅く握られた手の温もりを解くことが俺には…出来ない「あのな?」だから目を見れず静かに話し始めた翔くんの声に耳だけを傾けた「あいつは仕事辞めたんだ…だからもう局で会うことも無いし…それに俺たちに近づかないと誓約書も書かせた」「え…?あ…ほん…と?」思わず顔を上げると柔らかな笑みを浮かべ頷いた「本当だ」「そう…なんだ…」「だから…ここからいなくなる必要はない…」「ここに…いて…いいの?
翔sideもちろんいつかはその日が来るそう思い過ごしてきた「なんで急に…自然と戻るかもしれないのに」穏やかな表情な表情を浮かべたままじゅんは言葉を紡いでいく「きっと…記憶が戻っても…ぼくはここにいる…しょうくんもここにいる…そう思えたから」「もちろん…」短い言葉しか出てこないけどその言葉にいつもみたいに嬉しそうにうふふっって笑って俯きすぐに顔を上げ「しょうくん…あの部屋の扉一緒に開けて?」そう言われてもすぐにあの部屋の事に結び付け
翔side掴んだその指先はひどく冷たい「風呂…入っておいで?」そう言うと素直に解こうとする手をもう一度強く握った「待ってる」「…ん…」ふぅ…一人になり思わず大きく息をついた『幸せだった…』「だった…か…」もう…本当にじゅんとの時間は残されていないのかもしれないそして潤が…複雑にも似た気持ちでソファーに座り手にした手帳を開いた最後のページにこっそりとひっそりと挟めておいた随分昔に撮ったその写真は
翔side「じゅん?どうした?」ゆらりと揺れた瞳と目が合っているはずなのに「…こんなこと…前にもあった…」「え…?」でもその目は俺を見ているのに見ていない「貝殻拾って…キス…した…」「あれ…夏来た時…?ううん…違う…」呟く言葉は俺に向けての言葉じゃない独り言のようなもう一人の自分と話しているような…「じゅん?」過去と現在が混迷しているんだと気がつき声をかけても届かない「だって…この車じゃない…」「え?あれは夢…?」俺を
チャオー----!!!!剛毛体強い説、仮説崩れる(笑)剛毛やけど虚弱体質の人結構おる・・・!『【急にボーボー】中学生男子脱毛するってよ。』チャオ――――!!!!!一人称迷子の人思いのほか多くて笑うなんか・・みんなかわいい!!50になってもお母さんの前では自分のこと「ともちゃん」って呼んじゃっ…ameblo.jpはー--・・・男の剛毛はまだなんとかなっても女の剛毛はほんっっといいことひとつもないよね。わたしも毛ではめっちゃ苦労しました。薄い人に比べて金も手間もかかる
潤side目を開けると多分ずっと目を開けていたんだろ翔くんと目が合って「「ふふっ」」笑い声も重なって唇を擽った「部屋もどろ…か」「うん…」リビングに戻るとテーブルの上にあのノートが置いてあって「そうだ…」そう呟いたと思ったら自分のカバンの中からペンケースを取り出してその前に座ったん?ペラっとノートを捲ると真っ白なページに「…いいか?」「うん…」ペンを走らせた『Dearじゅん』『愛することを教
翔sideお互い何も言いだせなくて無音なまま進んだ先…車から降りようとする瞬間まで繋がっていた小指の温もりが離れそれを追いかけもう一度ぎゅっと握りしめるとじゅんも同じように握り返してくれた真っ暗な駐車場でただ手を繋いで…すっと離したのは同時だった部屋に入るとすぐに風呂の準備をしてくれた後少し冷めたコーヒーをいつも使っているカップに淹れてくれた「ありがと…」「冷めちゃったね…」「でも…美味しいよ?」「うふふっぼくも飲もっ」言葉
翔sideそんな事考えていたんだ…思い出せないことの方が辛いのか…痛みを伴う事だとしてもそれを選ぶと言うなら俺は…そんなじゅんを支えるだけ「しょうくん…ありがと」「え?」「しょうくんといっぱいお話して…いっぱいぎゅってしてくれて…ぼく…強くなれたよ」「…じゅん…」まさか自分から記憶の扉を開きたいなんて言うとは思ってもいなかったからいいよと直ぐに返事が出来ないだけどじゅんはもうこの先の未来を信じて歩こうとしている出来る事なら
翔side「じゅん…朝だぞ?」目覚ましが鳴り隣ですやすやと寝息をたてるじゅんの肩を軽く揺するとパチッと目を開けた「んん…おはよっ」「おはよすぐ起きすなんて珍しい…」「みんなが起きる前に戻らなきゃだもん」えへへって笑ってベットから抜け出して髪を撫でつけ寝癖を直して部屋から出ていこうとする後ろ姿を見つめていた「しょうくん…」「どうした?」「ううん…何でもないただ名前を呼んでみたかっただけ」振り返えると名前を呼びじゃ…いくね?
翔side「緊張してる?」「へ?」腰にタオルだけを巻き歩く寝室までの短い距離手を引かれるまま何も言わないじゅんを振り返るとふわふわとしていてその顔に緊張が隠せないでいた「無理しなくて良いんだよ?」「むりしてない…」「…そっか…」そう会話してる間に寝室の前に着いてしまった「ドア…開けるぞ?」「う…ん」このドアを開けたらたぶん…止められないべットに並んで腰を下ろすと「ふぅ…」と大きく息を吐いている「ふはっ緊張してんじゃん」「…あっ…ん…ごめんなさい…まだ