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3.初!お尻丸出し帰り道、学校から家まで歩いて15分。悠一はひとこともしゃべらなかった。2人の間を気まずい空気が漂っている。“帰ったら絶対におしおきされるよね・・・。もう海のお尻、充分痛いのに・・・。あーあ、このまま逃げ出したいよー。”玄関のドアを開け、リビングに一歩足を踏み入れた途端に、「正座!」と静かに冷たく言い放たれた。さっきたかやんに散々叩かれて、正座するとお尻にかかとが当たってズキズキと痛い。悠一に気づかれないように、お尻をちょっと浮かせて座ったが、バレたら怒られそうだ。
2.カウント再びヒーリングルームに戻って来た眞木野のうしろには、嬉しそうに微笑んでいる月美の姿があった。「えっ?何で?」突然のできごとに星は戸惑い、眞木野が悪魔に見えた。これから自分の身に起こるであろうことを想像すると、とてつもない危機感を覚えた。“今すぐここから逃げ出さなきゃ!”という思いとは裏腹に、足がすくんで、いや勇気がなくて一歩も動くことができなかった。たとえこの部屋から飛び出すことに成功しても、そのあとの最悪の光景をはっきりと思い描くことができたから。一方、月美
2.お説教とおしおき“恒先生、本気でお尻叩く気なの?”恒は海の前にイスを持って来て座ると、「さあ、ふてくされてないで、何から聞かせてもらおうかな。」と意地悪そうに微笑んだ。“恒先生のその素敵な笑顔、目尻が少し下がって優しそうで、グーッと吸い込まれてしまいそう。いつもなら大好きなんだけど、今はとってもムカつくし、これから先の展開を考えると、怖くてまともに見られない・・・。”「じゃあまず、月曜日の夕方、来れなかった理由を聞こうかな?委員会が長引いたからだっけ?これは本当のこと?そ
3.たかやんの2つの顔次の日の放課後から、部活の体験が始まった。海は小学校のときにミニバスをやっていて、中学ではバスケ部に入ると決めていたので、迷わず体育館でやっている女バスの練習に参加した。今日は職員会議があって顧問はいなかったが、藤重先生だから安心だし、先輩たちも和気あいあいと楽しそうでとてもいい雰囲気だったので、その日のうちに入部届を提出した。そして次の日の練習。体育館に入ると、昨日とは場の空気が明らかに違っていた。今日の練習はpm1:00~4:00。昨日と違うことと言えば、顧
こんばんは、かのこです診察室に呼ばれて妹よりも勇み足で進むIちゃん。おろおろしてた旦那さんも着いてきて診察室に4人ぎゅうぎゅう詰めになりました。主治医になる先生は名指ししてた先生ではなく若い女医さんでした。女だから配慮してくれたのかな?男の人と話すのあんまり得意ではないのでホッとしました。座ってすぐ先生に言われました。「データ見させてもらいましたが、これは間違いなく白血病だと思います」ああ~白血病確定しました😂「ひどい貧血だと思うけど大丈夫だった?だるいとかもなかった?」「私元