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この前に10話が上がってます🐕🐾Nside「ニノ…?」「ん、ん…」目を擦るとオレの上に翔さんがいてオレを見下ろしベッドがギシリと翔さん側に傾いた。翔さんが驚いたようにオレを見てる。え、なに。オレ、現実に戻ったの?「そんなに嫌だった?」「え…?なに…?」「や、気を失うほど、嫌だったのかなって…。」「…なんのこと?」眉根を寄せて少し困惑してる翔さんは『触るよ?』と、オレの頬にゆっくりと手を添えて、オレの目を見つめたまま何かを確認するかのように唇に当てるだけのキ
突然連絡を絶って、潤は心配してる事だろう。あの日、潤からご両親の話を聞いた時、天罰が下ったと思った。やはり俺は幸せになろうなんて考えてはいけなかったんだ。まさか、あの少年が潤だったとは.........。潤の家族からお父さんを奪ったのは俺だ。今から7年前俺は出版社の政治部の報道記者として走り回っていた。ある政治家の周りがきな臭いとの情報があり、先輩とふたりで情報収集を始めた。どうやら中堅所の建設会社から賄賂を受け取っていて、公共工事の競争入札に便宜を図っているようだった。ただ、
25あの日から潤は待ち合わせ場所に居る事は無くなった。それは少し寂しかったんだけど…家に帰ると大抵明かりが付いていて、何だか良い香りもして…家に帰るのが楽しみになったり、ソワソワしたりするようになって…正直なところ戸惑いもあった。俺はあんまり家に良いイメージがない。だからなのか、俺の家ってやつは殺風景で、仕事道具のパソコンや書類、資料くらいしか揃ってなくて、まるで彩りがない。潤が家に来るようになってから、調理器具が増えた。ベッドのシーツの色が変わって、いつの間にかリビングのラグまで
はぁ、緊張する。マスターに閉店後に挨拶させて貰えるように潤に頼んだ。.........こういう時はやっぱりスーツで行った方がいいんだろうか?あんまりかしこまるのも変かな?でも、やっぱり少しでも良く見られたい。店に着く頃、潤に連絡した。直ぐにドアが開いて潤の姿が見えた。「翔さーん!」俺に気がついて手を振ってる。はぁ俺は緊張MAXだよ。「仕事、お疲れ様」「翔さんも。」挨拶した潤が俺を見る。頭の先から足の先まで視線が動いた。やっぱり気張り過ぎたかな.........。「
妄想です。自己満足のBLです。妄想です。妄想です。「大野さんあんた、また自立の話し断ったんだって?工房を構えてくれて西洋の動物の剥製だけではなく孔雀まで庭で飼ってくれるって庭には四季の花も咲かせるって話しじゃないか。原画も描かせてくれるって言ってたんだろ?あの法衣屋の助平旦那刺繍には没頭出来る環境だと思いますがね…櫻井屋になんの義理があるのか知らないけどもういいんじゃないですか?」小間物屋の若主人の和也が料理屋で酒を飲みながら聞いてきた…「かず…俺は
「おはよ」「おはようございます」二人が近づくとそわそわと落ち着かなくなった潤くんはここから駆け出していきそうだ「潤ちゃんこの前はありがとうね?」「あっいえ…」そう話かける相葉さんに照れくさそうに細笑んでいる「あ…あのさ…松本がこの前読みたいって言ってた本見つけたんだ」「えっあ…ありがとうございます」分かりすっ…まるで乙女みたいに薄っすら頬を染めてん…?「これさ…」「えっ…そうなんですか?」あれ?翔さん…?「嬉しい…ありが
目が覚めたのは、朝と言うには無理がある時間だった。起き上がると下半身が重く鈍痛。上半身は.........、とんでもない事になっていた。重い体を引きずってリビングに行くと翔さんは荷造りをしていた。「あ、潤、おはよう」爽やかな声とは裏腹に、翔さんもダメージが大きかったのか顔が浮腫んで?いた。「おはようじゃないよ(怒)翔さん、激しすぎ。身体中が痛いし、昨日は夢中で気づかなかったけど.........、何?これ」と着ているTシャツをまくる。「ははは、ちょっとやり過ぎちゃったな。綺麗な潤
それから3日後「いらっしゃいませ」「いらっしゃいませ」あのお客様が来店された。「こんにちは」「いらっしゃいませ」店のデスクで仕事をしていた翔さんも立ち上がって挨拶した。そのお客様はびっくりしたらしく、「は、え、あ.........」と顔を赤らめた。翔さんはそんな事に気付くハズもなく、直ぐに座って仕事に戻った。「先日はお買い上げありがとうございました」お母さんが気を利かせて接客に出てくれた。「凄い沢山買ったので家で並べてみて楽しかったです。」「そう、良かった。」「あのー。
早く翔さんの温もりを感じたい。マンションの駐車場に着いてエレベーターを待ってる間も焦れったかった。エレベーターから降り、部屋に向かう足取りも2人して何だか早歩き。きっと翔さんも同じ気持ち。乱暴にドアの鍵を開ける翔さん。ドアが閉まるか閉まらないうちに、僕達は抱き合ってキスをした。お互いがお互いを感じたくて。キスをしては離れお互いの顔を見て、またキスをして.........。お店であんな余裕のあるような事を言っておきながら早く翔さんに触れたかった。あの人の温もりを翔さんから無くす為だけ
Nsideひとしきり楽しそうに話してる翔さんと相葉さん。でも、さっきから相葉さんの視線がすげー刺さってんのよね、オレに。なによ。何か言いたいことでもあるの?それとも、もう一度『わふっ』て驚かしてやろーか?「ねぇ、翔ちゃんさ、この子の名前ってもう決めたの?」「あー。うん。決めたよ、そりゃ。」「なになになに?なんて名前?」すんげー前のめりで翔さんに聞き入ってる相葉さんはどさくさ紛れにオレの方に手を伸ばして来た。「わふっ」「くふふーっもう怖くないもんねー。」「わふ
「お待たせいたしました」神崎さんにコーヒーをお出しした。「ありがとう。」俺がもう1つコーヒーを持ってる事に気付いて、えっ?という顔。「すみません、少しお話があるんですけど、御一緒してもいいですか?」「ええ、勿論!何かしら?」「櫻井さんの事です」「櫻井?」「はい。3ヶ月前位から連絡が取れなくて.........。」「そうなの?私も櫻井が会社を辞めてからここで会うまで会った事なかったし、会社を辞めた時に番号変えたらしく連絡先も知らないのよ。」「そうですか.........」「ま
この旅のハイライト(勝手に俺が思ってるだけ)は、主人公の2人が気持ちを打ち明け合って初めてキスをした場所に行く事。海が見える丘の公園だ。ここは、今でも訪れるカップルが多い。どうやら恋人達の聖地的なものになっているようだ。撮影時よりも整備されていて、色んな所にそれとなくベンチが置かれていて数組のカップルがそれぞれ座っていた。事前に夕陽が水平線に沈む時間を調べておいた。俺と潤もベンチに腰掛けた。天気も良く、オレンジ色が海に吸い込まれていく姿は圧巻だった。「翔さん」「ん?」「綺麗だ
警報級大雪ってどの位降るのかな?前が見えない位に降るのかな?積もるのかな?電車も止まって、車も大渋滞なんて事になったら大変だ。萌には後片付けも早々に帰ってもらった。翔さんに電話したらもう帰ってくるって。大雪は嫌だけど、翔さんとゆっくり出来るのは嬉しい。早速、夕飯の支度をする。あれと、あれと、あれでいいか。チャッチャと仕込んで翔さんの帰りを待った。「ただいまー。雪、降ってきたよ!」「おかえりなさい。寒かったでしょ!良かった、帰って来れなかったらどうしようって心配だった」思わず
Nside「はい!出来たよー!」相葉さんが元気よく持ってきたのは翔さんの力作、相葉さん特性ニノちゃん大好き生姜焼き。翔さんは…相葉さんの後ろから、ハイボールの一式を準備して手に持っていた。そしてなんか少しドヤってる…wやりきったんだよね。本人の中では、すんごい。夢の中の『オレ』すんげー愛されてんじゃん夢の中の翔さんにさ。なんか、もどかしい。相葉さんもきっと、こんな感じでオレらの事を見てんだろうね。焦れったいというか、どーにかしてあげたいと言うか。ソファの上
Sside「悪いね、忙しいのに来て貰って。」「全然。翔さんに呼ばれるのは嬉しいから、いつでも呼んでよ。」今日、呼び出したのは毎日忙しくしている松本潤。大河の主演だから、撮影には缶詰状態かと思いきや、空きの時間にわざわざうちに来てくれた。カズの家でこの話は出来ないから。「で?翔さんがここに呼ぶなんてよっぽどの事なんじゃない?」「まあね。あ、何飲む?」「水、貰おうかな、常温の。俺、この後また撮影あるから。」「は?じゃあ、カツラ、わざわざ取ってくれたの?」「違うよ、CMの。大河
妄想です。自己満足のBLです妄想です。雨がまだシトシト降る中帰り道和也が潤に「翔さんの読んでいた本なんですがあれは…医学書ですか」「ああ…間違いないドイツ語はアメリカで習っただけだから翔さんの様には読めないけどな」「え?貿易の本じゃないの」「あなたは、翔さんが読んでる本のこと智に聞かせないでくださいよこの件は洒落にならないんですからね」雅紀は「わかってるよ!先生に言われたから俺たちはいつも通りにすることが大ちゃんの為なんだろう…」「頼むよ、雅紀…今日
目の前にはコーヒーとまつもとくん。まさか一緒に飲めるとは。2人で1口啜る。「んー、やっぱり酸味がキツイかな?飲み慣れない味だね。何かとブレンドした方が美味しいかも。あっちでもコーヒー飲んだけど、何か口に合わない感じだったんだ。」「確かに。あまり飲み慣れない味ですね。さくらいさんはコーヒーに詳しいんですね?」「詳しいっていうか、好きなんだよね。色んな種類を飲んでみたいっていうか。ここのコーヒーも順番に全制覇を狙ってる(笑)」「やっぱり!!」「え?」「毎日、メニューの上から順番に飲ん
この前にninoわんこその弐ー1が載っています。Nsideどうやら今夜は夢から全然覚めない。翔さんの車に乗せられて一緒にNテレに行く。わんこ用のカバンに入れられて翔さんの肩に背負われる。「これさ、便利なんだけどニノの顔が見えなくて残念だわ。」「くぅん」「お前、今日はやけに返事してくれんね。」翔さんの弾む声。嬉しそうにオレに話しかけてくれる翔さんの声はとても優しくて、聞いてるだけでオレも嬉しくなる。何より、夢なんだから何でもありでしょって返事をしまくった。翔さんの楽
妄想です。自己満足のBLです。妄想です。三人がよれよれになって翔の部屋に入ってきた「さすが櫻井屋ですね甘く見てました…」「客の数が違ったね」「商品の種類も豊富だから手伝いしているつもりだけど手代さん達が大変だったかもしれないな…」「しかしさすが櫻井屋の主人(あるじ)だよな俺らが三人で手いっぱいだった仕事帰ってきたらあっと言う間にさばいてたな」翔は智の作った巾着を見せたくてわざと襟元をはだけさせてニコニコしていた「主人はどこ行ってたんだろうな…室町通
「今日は社長と副社長が会合で、翔さん1人で店番なんだ。暇だといいんだけど」「じゃあこんな日に潤ちゃん借りちゃって、優香、また専務の印象悪いじゃん」なんて話しながら店のドアを開ける。「ただいまー、あっ」「こんにちはー、あっ」僕達2人が目にしたものは.........、翔さんと女性のハグシーンだった。抱き合ってる2人がこちらを見てハッとした顔をした。「潤!」「え?は、す、すみません、ごめんなさい、ごめんなさい。」と慌てて翔さんから離れた。んー、察するに.........。彼女、誰
妄想です。自己満足のBLです。妄想です。「翔さん…なかなかやりますね…」「立場逆転したな…一晩で」「翔ちゃん…幸せそうだったな」三人は幸せに当てられていた…「智も…幸せそうだったな…」「大ちゃん…綺麗だったね」「そうですね…」「床の智は可愛いのか…」「潤くん…生々しいです。」銭湯に来た二人…智を世話する翔さん洗い場で「いい加減にしろ…」「えっ…」「大丈夫だから…やりすぎだ!」「そんな…」仔犬の顔になる…智は小さな声で「あの…きついこと言ってすまん…初め
金曜日、当日「緊張するなぁ。どんな物食べるんだろう。酔わないように気をつけなきゃ。」櫻井さんから今日行くお店のHPがLINEに送られきていた。多国籍居酒屋らしい。色んな所を旅してる櫻井さんらしいお店だ。「.........。」多分、朝から同じ様な事ばっかり言ってるんだろう。雅紀は何にも言わなくなってスマホを見てる。「はぁ、緊張する~」「何で大人の男なのに、潤にちょっかい出してくるのかな。確かに潤はそこらの女の子より綺麗だと思うけど、、、、。潤の気持ちを知ってて悪い事に利用しようと
成人式が終わり、仕事も少し落ち着いたこの頃「こんにちは」「いらっしゃいませ」「いらっしゃいませ」1人の女性が店に来た。「あのー、和布でパッチワークしたくてー。端切れは置いてますか?」「もちろんございますよ!こちらへどーぞ!色別に分けてありますので、ごゆっくり探して下さい。」とお母さんが接客する。「ありがとうございます。わぁー、凄い!沢山!」そう言って目をキラキラさせて布を見ている。こちらの女性、多分初めて来店された方だと思う。僕にとってその端切れは単なる布切れにしか見えないけ
あー、和やかだ。こんなに和やかに過ごせる日が来るとは。「本当に本当に、また潤ちゃんに会えて良かった!」と何度も何度も母さんは言う。「そんな風に言ってもらえて嬉しいです。」「もううちの息子だって思っていい?本当はお嫁さんだって思いたいんだけど?」と母さんがいたずらっ子のような顔をして言った。「コラコラ!」調子に乗って何言ってんだ?って言おうとした横から「ありがとうございます!お母さん!」と潤もノリノリで答えている。「いやーだ〜!潤ちゃんにお母さんって呼ばれちゃった♡」と目から
妄想です。自己満足のBLです。妄想です。24時間テレビチャリTきましたね描いていた!智くんが絵を描き始めていた!嬉しさで一杯になりました。描けたんだ…良かった…そして1500円で智くんのデザインが買えて、ボランティアに参加することまで出来るなんて‧˚₊*̥(∗*⁰͈꒨⁰͈)‧˚₊*̥素敵ですよねTシャツの他にどんなグッズがあるかも気になるーー♪クリアファイルは値段も手頃で額に入れて飾れるから欲しい…今からTシャツの色に悩み中全色買いの方もいらっしゃいますよ
Nside「けほっぉぁょー」暖かい翔さんの腕の中で目を覚ます。「ふっニノの声、凄いことになってるけど大丈夫?」明け方まで翔さんに突き上げられ朝起きた時にはもう声も掠れ掠れしか出て来なくて「だってじょ、ざん…」「だから、後悔しないか聞いたろ?」ニヤニヤと口元だけで笑いそれでも優しくオレの頭を撫でてくれる翔さんの手のひらが、するりと頬へと下りてくる。その手の内に甘えるように擦り寄り上目遣いで翔さんを睨むも翔さんは嬉しそうに頬を緩ますだけでオレの威厳は何の威力も発
Nsideそうじゃないだろ〜。翔さんさぁ、お願いだからオレのこと好きでいて。ね?まだ諦めないでよ。「きゅん!きゅん!!」「ふふっ落ち着けって。」「きゅん!」「なに?……何か訴えてんだよな…コイツ……。」「きゅん!きゅん!きゅん!!」「んー、やっぱそーだよな?…俺になんか言ってんだよな?」そーだよ!訴えてるよ、さっきから!『……ズ?』え?微かに耳奥で響く音。音…なのか声、なのか…『カズ?』や、この声…向こうの翔さんの声。だってほら、『カズ』なんて呼ぶのは
そのカフェは山沿いの道に面してあった。テイクアウトのアイスクリームが人気のようで、外に少しの行列が出来ていた。「いらっしゃいませ、お好きな席へどうぞ」2人で窓側の席に座る。「郊外に来ると、随分雰囲気も変わるよね?!」「そうだな、気のせいか空気も違うみたいだ」2人でメニューを見る。コーヒーは自焙煎のブレンドとアメリカンの2種類しかなかった。その代わり、生搾りジュースとデザートプレートの種類が豊富。さすがアイスクリームのテイクアウトをしてるだけある。食事はランチプレートが3種類。
妄想です。妄想です。自己満足のBLです。妄想です。「あら、翔さん?朝から水屋に行ったらしいけどあまり、みんなの邪魔はしないでくださいね。奉公人達が騒いでましたよ…」「充分に気をつけます。職人さん達のお茶を入れたかったもので…」翔の変わり様に少し驚きながら「職人さん達の、お八つにこれを差し入れてあげてください」翔の母、瑠璃は翔に羊羹を二本渡した「お茶と一緒に配ってあげてくださいね水屋では奉公人の手を煩わせないように。」「ありがとうございます。皆でいただきま
この前にninoわんこ弐ー8上がってますNside「おー、相葉くん。元気だった?取り敢えず中入って。」「ありがとありがとーって、あー!やっと会えた、オレが選んであげたわんこー!」言うが早いか相葉さんは、すぐさまオレの目線と同じ高さまで体を曲げ『はじめましてぼくちゃん。こんにチワワ♡』なんて、下手くそなウィンクをした。「わふっ」「うおっ」驚かせ紛れに噛み付くような仕草をしたら、仰け反るようにビビる相葉さん。ついつい可笑しくてクスクス笑ってしまった。「え…翔ちゃん、この