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直樹は琴子の病室前に来ていた。(琴子の事は…全部好きなのに…)さっき花雲先生から聞いた言葉が頭の中でリピートされる。『琴子さんは入江先生が琴子さんの根性ややる気や前向きさしか好きじゃないって思い込んでるみたいね。きっと琴子さんは入江先生を1人残して死んでも大丈夫だと思ってるわよ。』(違う。琴子が死んだら…俺は…生きていけない…琴子に伝えなきゃ…素直になれないことがこんなに辛いことだとわな…)コンコン「はい。」(返事…してくれた…)「入るぞ。」「あ……入江君……」「……なぁ琴子
「直樹、医学部に転部すること、お義父さんいつ言うの?」「そうだよな。親父絶対に怒るよな。ギリギリまで内緒にしとくかな。」「ギリギリってどのくらい?」「…バレるまで?」「内緒で転部するの!?」直樹は苦笑い。「流石に不味いよな……」「流石にね……」琴美が足をばたつかせ、2人をみて笑っている。「私もまだお父さん達に言ってないしな…」「転部テストが冬のクリスマス直前だよな。」「うん。私、今夜お父さん帰ってきたら言おうかな…」「じゃあ、俺も今夜あたり言ってみるか…」夕方、琴子
琴子はあの後ずっと黙り込んでいる。「琴子、俺外来行ってくるけど、終わったら戻ってくるから…何か欲しい物あるか?」「……」(琴子……ずっと黙って……よほどショックなのか?それとも別のこと考えてるのか?)直樹は外来が終わり、未知子の所へ寄った。「大門先生、琴子、あれっきり何も喋らないんです。」「そう言われてもね…」「琴子には手術受けて元気になって欲しいんです。」「それは私も一緒です。心を見るのはカウンセラーの仕事なので……」「……患者の心に寄り添うのも医者の仕事じゃないんですか?…
今日は直樹と琴子と未知子と城之内で、オペの日だ。患者は大腸がんステージ2ーB未知子が執刀医で直樹が助手だ。すっかり琴子も介助になれ、直樹のオペには直樹から指名されることが多くなった。手術が始まった。「これより〇〇✕✕さんの大腸がん摘出手術を始めます。よろしくお願いします。」「メス。」「はい。」「琴子メッツゥ。」「はい。」「腫瘍摘出します。電気メス。」「はい。」……本来なら2時間から4時間かかる手術を未知子と直樹は1時間でこなした。琴子と未知子が話していた。「あんたの旦
「入江さん、おめでとうございます!元気な女の子ですよ!」「生まれた。。。」琴子は泣きながら産まれたばかりの我が子を抱きしめた。「よく頑張ったな。お疲れ。」直樹もその姿を微笑ましく見守り、琴子の頭を撫でた。一段落して琴子も眠りについた頃、紀子ママが病室へやって来た。「琴子ちゃん!どっちが生まれたの!??」「お袋静かにしてくれ。琴子眠ったばっかなんだよ。はぁ。絶対に騒ぐなよ。女の子だ。」「女の子………。お兄ちゃん!?本当なの!?」「だから騒ぐな!一回出るぞ。」直樹は紀子ママを連れ
まだテストは終わっていませんが、気晴らしに更新します。次の更新は日曜日あたりだと思います。えー、アメンバー申請をされている方がいます。前にも言いましたがアメンバー限定記事は書くつもりありません。詳しくは4月6日の『アメンバー申請について』をご覧ください。◇🔶◇🔶「琴子、婚姻届、いつ出す?」「いつでもいいよ。それより、結婚式どうする?」「結婚式はしない。」「え?なんで?」「お前が妊婦だから。」「そうだよね……」「お前はしたいか?」「まぁ…憧れてたけど…妊娠してるから
「大門先生!西垣先生と連絡が付きません!」「じゃあ大下先生か加藤先生は?」「大下先生は海外出張です。加藤先生は学会で留守に…」助手の人手が足りず困っている。「城之内先生、加地先生呼んでください。」「え?加地先生のいる病院はここから1時間くらいかかりますよ!?」助手が足りず、とうとう別の病院から呼ぶことにした。「大門先生、俺がやります。」直樹が出た。「でもあなたにとって、琴子さんは誰よりも大切なひとでしょ?家族はダメだって知ってるでしょ?」「それでも琴子を助けたい気持ちは誰
重樹が家に帰り、琴子と直樹と2人だけの病室。琴子が再び目を覚ました。「入江君。」「なんだ?」「一つ聞いてもいい?」「ん?」「私の手術中に、私、心肺停止になった?」直樹は驚いた。「なんで知ってるんだ!?誰に聞いたんだ?」琴子はニコッと笑うと言った。「誰にも聞いてないよ。お母さんと空から見てたの。私の手術の様子。」「お袋と?」「違うよ。私の死んじゃったお母さんだよ。」直樹は半信半疑。「あのね、気づいたら雲の上にいて、お母さんが居たの。」「お義母さんが?」「そう。
携帯でブログを上げられるようにしたので、少しいつもと違うかもしれません。◆❖◇◇❖◆結婚式も無事終わり、夏休みになった。琴子は臨月になり、お腹が大きくなってきた。琴子は夏休の課題をしていた。「琴子、あんまり無理するなよ。こんな所で体力使わないで、出産に体力残しておけよ。」琴子にホットミルクを渡すと、机を覗いた。「うん。でも、出産した後は、不器用な私が育児で溺れて勉強出来ないと思うから、今のうちにやっとかないとね。」「俺だって手伝うぜ。子守りなら、裕樹の時にしたし。」「ありがとう
琴子は心肺停止状態になった。(琴子!心臓動かせ!頼む!生きてろ!)直樹は心臓マッサージを続けるが、なかなか心臓が動かない。「お兄ちゃん!琴子ちゃんはどうなるの!?」「3分以上、心臓が、止まると、危険だから、電流を流す。」直樹は話しながらも必死に心臓マッサージと人工呼吸を続ける。モトちゃんと金之助が来た。「入江!看護師連れてきたで!」「入江先生!琴子は!?」「桔梗、早く電流の用意と大門先生を呼んで!緊急オペだ!」「はい!」「入江君!電流流すの!?」里美がやっとの思い
A:まだそこまで仕事出来てないけど、精神力って大事だと思いましたね?私:あー、具体的な出来事ありました?A:・・・お客様との対話ですね?話術もないから、探り探りになるんですよ。私:なるほど、まだはじめましてばかりですものね。N:それはみんな新人はそうだと思います。私:私は先日に店舗型ヘルスの女の子にも会いました。そこでも話題にあがりましたね?N:ソープは会話も1つですからね。私:まあ、どんな体力自慢も連続してはできない。じゃあ、その時間をどうするかになりますね。W:100分な
「破局予定の悪女のはずが、冷徹公爵様が別れてくれません!」琴子小説の中の強欲な悪女に転生したグレース。悪女として主人公の冷徹公爵を弄んで捨て、ヒロインと出会うきっかけを作らないと、戦争が起きてグレースは死んでしまう。バッドエンド回避を決意してキャラに徹するグレースだけど、真面目な性格のせいで悪女になりきれず「絶対に別れてなんかあげないよ」と逆に振るはずの公爵様から溺愛されてしまい!?琴子先生の作品は、ヒーローがヒロインのこと大好き!溺愛!っていう作品が多くそ
琴子は琴美を連れて斗南大学に来ていた。すれ違う人は大学に赤ちゃんがいることが珍しく、つい振り向く生徒が多かった。「失礼しまーす。」琴子がそーっとドアを開けると、啓太がいた。「け、啓太くん、他の人は?」「なんだ、琴子か。まだ来てない。そいつがお前の子供か?」「う、うん。琴美って言うの。」「ふうん。」琴子は抱っこ紐から琴美をおろした。「なあ、お前の夫って誰?」「え?…この子のお父さん。」「当たり前だ。そうじゃなきゃお前は夫を裏切っていることになる。そうじゃなくて名前だ。」
琴子と直樹はデートが終わり、途中まで一緒に帰って別れた。琴子は帰宅路を歩いていると、昨日会ったばかりの中本さんとそのグループがいた。「相原さん、デート帰り!?」「な、中本さん、ま、まぁね……」「相原さん、ほんとに彼氏だったんだ!カッコイイ彼氏だね!」「あ、ありがとう。」「さつから聞いた時はびっくりしたよ。」「う、うん。ごめん、急いでるから、もう行くね。」琴子は何とかこの状況から抜け出したかった。「そうは行かないわよ。聞きたいこといっっっぱいあるんだから!」「お願い、お父さんの
こんにちは許婚がまだ書けてないので今週は奇跡の塊です直樹はベットの横にあるモニターを見た途端その場に崩れた。「よかった……生きてた……」「な、直樹くん、急に崩れ込むなんて心配させるなよ。」「すみません。」「まもなく主治医がこちらに来ますので。」看護師はそういうと頭を下げて出ていった。「直樹くん…これって…」「事故にでも会ったんだと思います…身体中なので殺人未遂とかそういうのではないかと…」「よかったというべきなのか……」「こんな状態でも生きてたのは奇跡ですね。」トント
お知らせがあります。私事ですが、明日からテスト週間が始まります。ですので、2週間ほどお休みさせて頂きます。その間の埋め合わせとして、七話連続更新致します。一気に読まれても構いませんし、少しずつ読むでも構いません。『許婚』を4話と『イタキス×ドクターx』を3話です。このお話はR18です。◇🔶◇🔶直樹と琴子は家に帰った。直樹は大学生になるのが待ち遠しかった。何故なら琴子との約束、責任を取れる時期が来たからだ。それでも、大学になり、すぐに出来るわけが無かった。春が過ぎ、夏が過ぎ、琴
イタズラなkiss(台湾版)《放送日》2005.9〜2006.2全30話★★★★★(星5つ中)ネタバレなし。『愛されちゃってザマーミロ。』はい。もう最高でございました♡文句のつけようなし。イタキスシリーズ…日本版・韓国版・をみた中でも1番の面白さ。No.1!!わたしは韓国版がお気に入りだったんですが、台湾版みてから韓国10で台湾100ってくらい違いました(笑)台湾ドラマとか見る気しないよ……って方。……実はわたしも台湾ドラマバカにしてました。けど♡お願い!!最後まで