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おかげさまで、今回も盛会としていただき有難うございました。皆様の一句に感想付させていただきます。まずは1句「特選」とさせて頂いたので、そこから始めます。18.田水張りくれなゐの陽を沈めたり静可愛掲句、「田水張る」という季語に対し、「くれなゐの陽を沈めたり」という措辞で景の広がりを感じました。田に水を張るという一日の労働の終わりに夕日を眺めるという単純な景ですが、その「くれなゐ」の色が田水にも映えている様子がなんとも綺麗でした。天球のわづかに傾ぎ聖五月こちらの句も「聖五月」と
若人のすなる遊びはさはにあれどベースボールに如く者はあらじ(わこうどのすなるあさびはさわにあれどベースボールにしくものはあらじ)正岡子規今日は一つだけ仕事して、昼ごはんの為の駅前スーパーに行く。気温は20度ありそうだが台風並みの大風が吹いている。まったく気づかなかったが、今日は海辺でマラソン大会が行われたようだ。「北下浦ふるさとマラソン大会」という大会で、最長でも10キロマラソンという気軽なマラソン大会である。毎年、「来年こそトレーニングして参加しよう」と思
若葉風木のストローとかSDGs青葉風直立直進のLUUP風光るラマの睫毛の濡れるワケ夏フェスとコーラと君のポニーテール万緑に空の器になりにゆく「毎年、5月、10月と中之島バラ園に行くのが楽しみです。最近、季節に合った花が咲くって奇跡、と多少オーバーに思います。先日も、酢橘の花が咲かなかった!と句会で聞いて、まずは酢橘?とググってふむふむ。白い花が可愛いと思いましたが咲かない訳は謎のままです。今年も薔薇の奇跡を楽しみに今から行ってきます。」と大阪市福島区の平川さん。昨日、ボクはFM伊丹の「
お待たせしました。それでは、結果発表に参ります。15名44句にのべ70点が入りました。【5月の漢字席題】「辺・会・傾・打・弾・消」【4点】12.父に会う母の棺へ夏帽子百々世草百々世草さん、巻頭おめでとうございます。葬送という重い内容を「夏帽子」で爽やかに見送る感が良かったです。【3点】1.連弾の余白を駆ける青葉風ひょうたん機4.鷺降りぬ茅花流しの川辺りにカリン6.消印のきりりと黒し夏来るハイジ7.鉄線花会
あぢさゐが藍となりゆく夜の如(あじさいがあいとなりゆくよるのごと)橋本多佳子紫陽花も色づき始めた。「梅雨」も近いな~。今日は朝9時に起きて、西荻窪の「西荻クリニック」へ。診療を受けて血圧の薬を貰う。最近、低すぎるんじゃないか…、と思うくらい、血圧が安定している。(まあ、薬を飲んでいるのだから当たり前だが…。)お医者さんも問題ない、と言っていたし、夏は汗を掻き、自然と血圧が下がるそうなので、来月様子を見て、弱い薬に変えましょう、と言っていた。クリニッ
(枇杷の実)ゆめにみるをんなはひとり星祭石川桂郎一つ疑問が解けたので、記しておきたい。「七夕」をなぜ「たなばた」と読むのか…、という疑問である。「七」は「たな」と読まないし、「夕」は「ばた」と読まないのである。答えは『日本人なら知っておきたい日本の伝統文化』(吉村均・著)に書いてあった。あくまで「説」だが、日本古来の祭り「たなばた」と、中国の星まつり「七夕」が合体したからなのだそうだ。「七夕」はここで説明するまでもなく、中国の七月七日の星まつりである。推測だ
(神奈川県横須賀市長沢)この三日間、「海光」の執筆や編集作業をしていた。いつも通り…、と言えばそれまでだが予定の半分ちょっとしかできていない。昨日は辛かった。パソコンを眺め過ぎたのか、明け方までこめかみが痛かった。この痛みは時々起こる。だいたいストレスが溜まった時か、パソコン作業に集中し過ぎると起こる。さて、話は変わるが、松尾芭蕉は自分の事を、はせをと書いている。句碑などを見ると、いつもそのように書いている。が、「芭蕉」は正確(歴史的仮名遣い(旧仮名))には
昨日の日曜句会の俳句教室に四人の初参加があった。俳句教室としては先月の句会が第一回目だったのだが、その時は一人もいらっしゃらなかった。諦めていたのだが、嬉しい誤算。念のためにと思って鞄の中に入れっ放しにしてあった簡単なテキストが無駄にならなかった。俳句は五七五の定型詩であることと季語のことを話した。改めて口下手であることを自覚させられたが、それでも取り敢えず人数が少なくなってしまった日曜句会に少し活気が戻ったようで嬉しかった。初参加の方に来月は作品を持ってきてくださいとお願いした。さて、来月も
昨日の年次大会に次いで、今日は朝9時から句会。大会のゲストの岸本尚毅さんや東京からの会員も参加し、総勢40名での句会となった。1人4句投句だから、全160句の中から、会員それぞれの選句と主宰者、五十嵐秀彦さん、岸本尚毅さんらが選句する。💙主宰の橋本喜夫先生が選んだ特選句は、なんと、昨年と同じ方!私の友人で昨年一緒に雪華に入会したAさんだった!岸本さん、五十嵐さんも選んだその句は「新樹光窓売るをとこ一服す」五十嵐秀彦さんは「短編小説が1編作れるような句
(東京都杉並区高円寺高円寺純情商店街)今日は杉並区高円寺の「香林会」。少し早めに着いたので、高円寺駅前の「高円寺純情商店街」を散策。ここは第101回直木賞受賞作、ねじめ正一さんの小説「高円寺純情商店街」の舞台となったところ。まあ、読んだことはないのだけど…(笑)。こういう風景は杉並らしい。なんと、ここは美容室である。いわゆる「居抜き物件」であろう。今日の句会は欠席投句者3名、出席者9名。講義は「写生と取り合せ」。今日はまあまあ点が入った。私も自信があった(
(東京都立川市)金雀枝や基督に抱かると思へ石田波郷(いしだ・はきょう)(えにしだやきりすとにいだかるとおもえ)今日は東京都立川市のクレア句会の吟行会。10時に立川駅近くの高島屋に集合し、モノレールに一駅乗って、立川駅までの大きな遊歩道を散策する。ここは元米軍基地があったところで、広大な都市計画に基づいて開発されている。なので、歩行者がのんびり散策出来る。たくさんの樹木が植えられ、自然も豊かだ。すぐ隣が広大な昭和記念公園。奥多摩の山々が見
この雑誌「俳句界」6月号には「第3回ことばカフェ東京」のレポートも出ています。さて、読みの最初のポイントは第一印象だと言いました。第二のポイントは作者を無視することです。作者を考慮しないで575の言葉が表現しているものを読みます。現在でも句会では作者名を伏せて選句します。それが俳句の読みの基本というか伝統です。読み終えた後で作者のエピソードなどを連想して読みを膨らませてもいいですが、それはあくまで二次的、作者抜きにして俳句の読みは始まります。
このスケジュールは随時に登載します。(赤字は「窓の会」の行事、黒字は常連のかかわる行事です。)窓の会への問い合わせはmado575mado@gmail.comへどうぞ。主宰が応答します。常連の方へ。登載を希望する行事(句会など)がありましたらお知らせください。●2024年5月5月5日(日)箕面市民句会13:30~15:00場所船場生涯学習センター(地下鉄船場阪大前駅からすぐ)投句は2句、会費500円※箕面市民でない方も気軽にどうぞ。連絡・問い合わせ電話090-5664-26
鳥の恋木の下にある木の名札ちくわ切る春の出口はどっちだろ遮断機のカンカンと切る初夏の海初夏へチョココロネとかケルンとかたんたんと花は葉になるカスタネット「窓の会の春の集いに参加させていただきました。よく理解できていませんが、ねんてんさんの『言葉』についての講演はとっても良かったです。ほかの常連の方との出会いや会の前に京都駅の空中庭園を散歩したりして(高所が苦手になってきましたが)楽しい休日になりました。かばさんクッキーと紙コップは可愛いレアものです。」と静岡市のいたまきさん。彼女、春
このスケジュールは随時に登載します。(赤字は「窓の会」の行事、黒字は常連のかかわる行事です。)窓の会への問い合わせはmado575mado@gmail.comへどうぞ。主宰が応答します。常連の方へ。登載を希望する行事(句会など)がありましたらお知らせください。●2024年3月「窓」春号(A5、128ページ)は完売です。次号は秋号が9月9日の発行予定です。3月20日(春分の日)柿衛文庫応援隊・柿の会総会午後5時から伊丹市・長寿蔵談論岸桂子(毎日新聞神戸支局長)
(東京都千代田区皇居前)高野山谷の蛍も聖かな(こうやさんたにのほたるもひじりかな)北村季吟今日はなんだか忙しい一日。午前中は荻窪郵便局へ。スマホの「ゆうちょアプリ」の問題が発生し、会社の口座にあるお金を、自分の口座に移せなくなってしまったのだ。で、窓口の女性が本当に親切で、丁寧に対応してくれ、最後はスマホの操作も一緒に手伝ってくれた。が…、やっぱり出来ない。どうやら私の「スマホ」に問題があるようだ。一度、スマホショップに行かないと…。が、親切に対応
午前10時半に制作中の冊子の件で印刷屋さんへ。何年も抱えていた仕事だったが、やっと肩の荷が下りた。あとは、仮製本でのデザイン確認と校正。ここまでくると、完成が楽しみ。💙午後1時からの句会に間に合うように、近くでランチを済ませ、会場となっている地区センターへ。今回のテーマは「駅」。私は、無人駅、終着駅、駅弁、各駅停車などの文字を盛り込んだ5句を提出。推敲もなく投句したら、季語が冬だったりしてめちゃめちゃ。「青森駅吹雪を走り連絡船」なんて、冬の句。学生時代、東京
アンニョン♪ゆめのおしゃべりの時間です・・・困ったな・・・記念句会の事だけど料亭に予約入れた時に15名ほどってことでお願いしてあったのだけど手術とか体調が悪いとか用事が出来たとかで8名か9名の参加となりそうで・・・8名なんて言うと約半分・・・あらかじめ連絡しておいた方がいいのかな?申し訳なくて・・・どうしたらいいのかな・・・会長と相談してみるけれど・・・今年度で会計卒業させてもらうつもりだから最後までは頑張らないと・・・後一
一泊二日の鍛練会が終った。むし暑い日だったが、幸いに吟行中に雨は降らなかった。一日目の句会の後に少し日本酒を飲み過ぎて、二日目の句会の時には二日酔いという以外は概ねいい鍛練会だったように思う。しかしながら、だらしないことに寝床が変わると寝付けなくなった。若い時には山歩きが趣味だったので、何処でも眠ることができたのだが。温泉にも入らずに、酔った頭で二日目の句会の句を考えていたら、ますます眠れなくなった。句作の方はなるべく平凡な風景を選んで表面上は旅吟という感じにならないよう工夫してみた。そん
(東京都日野市JR日野駅前)須磨の秋といえば、『源氏物語』のいにしえから、寂しいものと相場が決まっている。尾形仂(角川『おくのほそ道』「発句評釈」)この文章は、松尾芭蕉の『おくのほそ道』(種(いろ)の浜)での句、寂しさや須磨に勝ちたる浜の秋の解説。芭蕉は「寂しさ」を「美」…、いや、「最上の美」と捉えていたようである。種の浜の寂しさを讃え、天下の名勝と言っていい、「須磨」よりも美しい、と言っているのだ。実際そうなのか、本当に芭蕉がそう思っていたかは大き
俳句的な読みの伝統があります。「選」です。句会、新聞・雑誌の投稿欄などで選が常態的に行われていますが、あれ、俳句に特有の「読み」です。虚子は選は創作なり、と言いましたが、創作と言えるような読みが出来るとたいしたものです。「選」という読みの場合、たとえばどこがよいのかを表現に即してとらえなくてはいけません。選んだ理由を表現に即して語ること、それが選のポイントですね。実際の今日の「選」の多くはランクをつけるだけ、という感じになりがちですが。選=読みを徹底したいものです。
あっと言う間に、楠の新芽から若葉、青葉、花が、空に向かって咲き出しました。5月のびわこ句会から〇青林檎窓辺に飾るために買う登茂子青林檎を通して見る窓から眺めは、どんな未来を見せてくれるのでしょう。〇茨垣さっと飛び越す脚が好き英子垣根をさっと飛び越す女性でしょうか。かっこいいです。〇街道へ青塗たくって楠若葉敦子「塗たくって」という乱暴な表現から、楠若葉の勢いが感じられます。〇五月晴れ白髪頭の手繋ぎデート香織白髪が輝いています。〇梅雨寒の路地の入口カレー店正
もたいなや昼寝して聞く田植歌小林一茶(もたいなやひるねしてきくたうえうた))今日で五月も終わりか…。五月は私が一番好きな季節、なんだか残念…。この時期のさらさらとした風が好きなのだ。掲句。季語は「昼寝」(夏)か、「田植歌」(夏)か?まあ、どちらでもいいのだが、「昼寝」をするのは絶対「夏」だけというわけではないから、季語(主季語)は「田植歌」だろう。みんなが一生懸命働き、田植えに勤しんでいるのに、私は、その田植歌を聴きながら、昼寝をしている。ああ、
土曜日から大阪です。以前から誘われていた歌の会へ。サロンドムネツグです。画像お借りしました。中の写真ですが左下にピアノがあります。男女合わせて30名ほどが集い二曲ずつ歌いました。入り口で写真を撮っていると若者が入ってきました。えっ、どなたのお知り合い???こういうのをフォトボムというらしいです。(教えてもらいました)お初体験です^-^こんなところに二連泊。昨日は三、四年お世話になった伊藤ナオミさんの経営するアプローズ閉店コンサートへ。詳細などまた。これから句会です。
(東京都台東区池之端)夜の雷雨朝も降りつぐ月見草(よのらいうあさもふりつぐつきみそう)水原秋桜子昨日は台東区池之端の「池之端句会」。そのあと新規句集の打ち合わせ、横須賀に戻ると、19時頃からばったり眠り、途中二回ほど目を覚ましたが、朝7時に起きた。ひさびさよく寝た~~。やはり疲れていたんだな~。午前中は海辺を散歩した。もうすぐ雨が降るようで、日曜の割には人は少ない。海岸には写真のような黄色い花が咲いている。「待宵草」ではないか。「待宵草
戦車めくママチャリ疾る春の宵君と待つはつ夏のランドリーカフェ風青し白墨で引く駐車線夏の鴨渡船の波に溺るるか新聞は大きな紙だ雲は夏このところ句会でよく活躍しているのが雪兎(ゆきうさぎ)さん。彼女、先日の常連の集いライブの話題作「新聞は大きな紙だ初鰹」を「新聞は大きな紙だ雲は夏」と推敲して出してきた。さて、どうだろう。新聞への期待や信頼を感じるが、実はボクは「シンブンハオオキナカミダハツガツオ」をすっかり覚えていて、「雲は夏」よりも印象が強い。新聞紙に包まれているにせよ記事になっているに
このブログを野火俳句会のHPにリンクしていただいたので、以前HPに掲載した記事を記録のために掲載します。もともとこのブログは誤って削除してしまった旧HPで毎週土曜日に更新していた「今週の一句」の続きのつもりで始めたので。野火俳句会のHPとうすみの影より淡き翅を閉ず石田郷子(『俳壇』9月号俳壇月評より)「影より淡き翅」という措辞が素敵だ。実は近所の農道でとうすみ蜻蛉を見かけて以来、この数日この句と同じような情景を詠みたくて考えあぐねていた。だから掲句を読んだ時は驚きとともにち
娘が柏餅を持って来てくれました。スーパーで売っている様な柏餅ではなく、和菓子屋さんの柏餅で、アンコがたっぷり入った大きな柏餅です。柏の葉もしっかりとした本物感のあるどっしりしたものです。こしあんとみそあん。カミサンが大好きだった、みそあんとお茶を、気が付いたら仏壇にあげていました。さすが娘と褒めてやりたい所ですが、気が付いたのは娘たちが帰った後でした。柏の葉は、緑がこしあんで、茶色がみそあんであると、何故か子供の頃から認識していましたが、その昔は、柏の葉は全て蒸して乾燥させ
埋み火の句会今日はお天気もよく日比谷公園を抜ける青葉風がとても心地よかったお姉ちゃんから「なんで句会があるってわかってるのにちゃんと作っておかないの?」と嗜められたここ最近、遊ぶのに忙しくて作句を疎かにしていた前日にグループLINEを見ていて「おっと…麦飯が兼題だったのか…」これは!という句ができないままもう家を出る時間それでも7句出して3句特選ちょっと、取りに行った感も否めない句だったが考えたことが的中するのはやっぱりうれしい兼題が「麦飯」だったのでノスタルジ
(神奈川県横須賀市長沢)今日も昼過ぎまで仕事。荷物を三つ抱えて郵便局まで歩き、ゆうパックで送った。実に非効率だな…、と思う。「ゆうパック」は郵便局まで持っていけば確かにいくらか安くなるが、「三つ」もあるのだから、集荷を頼めばいい。また、自転車があるのだから、自転車のカゴに入れて持っていけばいい。しかし、私は歩くのが好きなのである。駅前の郵便局でゆうパックを預、そのまま里山へ「散歩」に行く。里山は今、ネズミモチ(…だと思う)の花盛り。実に地味な花だ。よく見ると「